おしゃれな植栽で自然な目隠し!植木の選び方や人気の種類を紹介
庭の目隠しをしたいけれど、フェンスや壁をつくるのは、ちょっと大掛かりだなと、悩んでいる方も多いはず。できれば費用が安くすみ、おしゃれで自然な目隠しをしたいですよね。そんな方におすすめなのが、植栽を使った目隠しです。
今回は、フェンスや壁をつくるよりも安いおしゃれな植栽で、自然な目隠しができる方法をお伝えします。植栽の選び方のポイント、庭の目隠しや生垣になる人気の植木を、詳しくご紹介していきます。
目次
1.植栽の選び方
植栽は、葉っぱが隣の家に落ちてしまったり、育ったときのスペースがなくなったりと、場所によって適さないことがあります。数年後には大きく育ち過ぎて、お手入れがしにくくなることも…。このようなケースを避けるためには、植栽の選び方が大切です。それでは、選び方のポイントを見ていきましょう。
1-1.常緑樹と落葉樹を確認する
植木には、葉を落とす落葉樹と、一年中葉をつけたままの常緑樹があります。植栽で自然な目隠しをするなら、常緑樹を選ぶのがベスト。また、隣の家に近い場所や生垣にも、常緑樹を植栽すれば葉が落ちにくいので、お手入れや掃除が少なくすむでしょう。落葉樹を植栽したいなら、家の南側がおすすめです。夏は涼しく光を遮り、冬は温かい日差しを取り入れてくれますよ。
1-2.樹高は生長過程も視野に入れよう
植栽を植えたばかりのころは樹高が低くても、生長スピードが早いと、あっという間に大きく育ってしまいます。この場合、お手入れの手が行き届かなかったり、肝心の目隠ししたい空間が幹だけになってしまったりと、本来の目的を達成できなくなるリスクがあります。生長が比較的ゆっくりの植木を選ぶと、目隠し効果が長く続き、手が届くのでお手入れもしやすいですよ。
1-3.株立ちと単幹の違い
株立ちは、根元の幹から何本も分岐しているため、おしゃれに自然な景観を楽しめます。ボリュームがあるので、自然な目隠しとしても最適ですよね。横幅があるので、スペースを大きく取れる場所に植栽しましょう。
単幹は一本の幹から成り立つ植木を指します。株立ちより費用が安いですが、将来的には大きく育ち過ぎる可能性も。単幹を選ぶなら、樹高が大きくなり過ぎない植木を選ぶのがおすすめです。
1-4.日照条件に適したものを植栽する
植栽するにあたって、日照条件は大事なポイントです。夏場の西日や乾燥に耐えられず枯れてしまったり、日陰でしっかり育たなかったりするケースが多くあります。植栽する場所の日照条件を確認してから、その環境に合う植木を選ぶようにしましょう。
2.おしゃれに目隠しができる人気の植栽
ここからは、人気の植栽をご紹介します。おしゃれに自然な目隠しができる植木を使って、緑のある暮らしを始めましょう。
2-1.シマトネリコ
植栽で人気が高いシマトネリコは、和風、洋風の家にも合い、自然な目隠しがおしゃれにできます。常緑樹で暑さや湿気にも強いため、西側の目隠しに最適です。7月ごろには白い花が咲くので、夏を爽やかな雰囲気にしてくれるでしょう。さらに、人気の株立ちは多く販売されているので、手に入りやすいのもメリットです。優しげな枝ぶりが楽しめますよ。
ただ、シマトネリコは生長速度が早いので、植える場所には十分なスペースを取り、毎年剪定やお手入れを欠かさないことが大切です。新しい芽が出やすい植木なので、強剪定をしてもしっかり育ちますよ。
2-2.ソヨゴ
植栽を使い、北側を目隠ししたい方には、ソヨゴが特におすすめです。ソヨゴは生長がゆっくりで、日陰にも耐えられることから、植栽の中で特に人気があります。常緑樹で病害虫にも強く、お手入れがほとんどいらないのも魅力的ですよね。秋から冬にかけてつく赤い実にも、観賞価値がありますよ。
2-3.シラカシ
高い生垣で人気がある植栽は、常緑樹のシラカシです。古くから、風対策や目隠しも兼ねて、シラカシが生垣に多く植栽されてきました。繊細な枝ぶりがおしゃれで、昔ながらの家やモダンな家にもよく馴染みます。シラカシも新芽が出やすい植木なので、大胆に刈り込んでも枯れにくい植栽です。日陰でもよく育つので、植える場所を選ばないのも人気の秘訣でしょう。
2-4.クロチク
クロチクは、和風な庭園やモダンな家にぴったり。幹が黒く、緑色の葉との対比がとてもおしゃれで人気があります。クロチクを数本植えて生垣にすれば、自然な目隠しが可能に。竹垣やフェンスと合わせて植栽するのも素敵ですよ。狭いスペースの目隠しにもおすすめです。
2-5.トキワマンサク
トキワマンサクも、生垣で目隠しに使われることが多い植栽です。最近では、赤葉と赤い花が咲く品種が人気を集めており、そのおしゃれな雰囲気に、自然と人の目を引きます。日光が好きなので、よく日が当たる場所の目隠しにおすすめ。生長がゆっくりなので、お手入れがしやすく、剪定にも強い植栽です。
3.まとめ
今回は目隠しをする植栽の選び方や、おしゃれで人気の植木をご紹介しました。植栽は植える場所によって適さないことがあります。植栽の生長過程や特徴を知り、お庭の快適な目隠しづくりに役立ててくださいね。
ちなみに、「植栽についてもっと知りたい」「フェンスと植栽を組み合わせたい」と考えている方には、植物のこと、フェンスなど構造物の両方がわかる外構業者に頼むのがおすすめです。自然な目隠しを、プロの技術にお任せしてみてはいかがでしょうか?
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