和風な庭の目隠しに最適!竹垣の和風フェンスの魅力や種類を解説
自宅の和風な庭には、竹垣の和風フェンスがぴったり。しかし、天然竹を使った竹垣は、いずれ取り替えが必要になりますね。実は、人工竹垣を用いた和風フェンスなら、メンテナンスフリーで長期間使用が可能です。
こちらの記事では、「今ある和風フェンスを新しくしたい」や「おすすめの和風フェンスが知りたい」という方に向けて、天然竹や人工竹垣を使った和風フェンスをご紹介します。竹垣の和風フェンスの魅力や素材、おすすめの種類などをヒントに、庭に自然と馴染む目隠し選びの参考にしてみましょう。
目次
1.竹垣の和風フェンスの魅力
竹を使った竹垣は、古くから家の仕切りや目隠しに使われてきました。和風の庭に欠かせない灯篭(とうろう)や蹲(つくばい)との相性も抜群で、情緒溢れる落ち着いた景観が魅力的ですね。
隙間がない竹垣なら、道路やお隣からの目線を遮り、プライバシーのある庭づくりに役立ちます。植栽を植えれば、竹垣がより一層引き立つでしょう。ゆったりとした時間が流れる庭で、心身ともにリラックス。自然や季節の流れを感じてみるのも素敵ですね。
2.竹垣の和風フェンスの素材
竹垣の素材は天然竹の他に、樹脂でつくられた人工竹垣があります。それでは、天然竹と人工竹にはどのような違いがあるのでしょうか?2つの違いを比べてみましょう。
2-1.天然竹
天然竹はやはり、本物の竹ならではの自然な雰囲気が魅力ですね。生きている竹を使うので、年数が経つごとに色味や質感が異なり、変化を楽しめます。
天然竹は雨風に晒された場合、約5年ほどで取り替えが必要になるでしょう。設置場所や管理の仕方によっては、10年以上もつケースもありますが、破損や倒壊などの危険を考慮すると、早めに取り替えると安心です。そのため、初期費用は安いものの、取り替えや維持費用がかかるということを把握しておきましょう。
2-2.人工竹
一方で、人工竹は耐久性があるため、メンテナンスフリーで長期間使用できます。天然木と比べると、初期費用は高くなりますが、その後の維持費はほとんどかかりません。
また、竹垣の和風フェンスの柱部分はアルミ素材なので、耐候性や耐久性が高いのも助かりますね。麻紐はより本物らしい竹垣に近づけてくれる役割もあります。
さらに、人工竹は竹の種類もさまざま。竹垣には主に真竹が使われますが、黒っぽい色が特徴の黒竹(くろちく)や茶褐色の煤竹(すすだけ)などを再現した人工竹垣も魅力があります。
3.竹垣の和風フェンスの種類
竹垣の和風フェンスは多くの種類があり、それぞれ名前が付けられています。ここからは、竹垣の和風フェンスの種類についてお伝えします。
3-1.四ツ目垣(よつめがき)
四ツ目垣は、竹を縦と横に組み合わせた簡単なつくりの竹垣で、隣の家や道路との仕切りにおすすめです。竹と麻紐を使えば、簡単に手作りもできます。四ツ目垣だけでは目隠し効果が低いため、植栽や生垣と一緒に合わせて使うと、プライバシーを保てるでしょう。
3-2.建仁寺垣(けんにんじがき)
建仁寺垣は、四つ割にした竹の皮を外側に向け、隙間なく並べた竹垣のことを指します。ちなみに、建仁寺垣という名前は、京都にある建仁寺で初めてつくられたことから、名付けられたと言われています。目隠し効果が高いため、周囲の目線をしっかり遮り、リラックスできる庭づくりに役立つでしょう。
3-3.御簾垣(みすがき)
細い竹を横に積み重ねてつくる御簾垣。すだれのような形状が特徴で、裏表がないため両面を使える大きなメリットがあります。高く施工しても自然な風合いのおかげで、圧迫感を感じさせません。隙間があるので風を庭に取り入れ、涼しげな庭づくりができるでしょう。また、万が一庭に侵入者が入ってしまったとき、姿を隠せないという点から、防犯性にも期待できます。
3-4.清水垣(しみずがき)
清水垣は縦御簾垣(たてみすがき)とも呼ばれ、縦方向に細い竹を並べてつくる竹垣です。清水垣と御簾垣は、細い竹が使われるため、繊細で美しい印象を与えます。こちらも両面使える和風フェンスなので、道路や隣の家からの景観を損なうことなく設置できるでしょう。
3-5.大津垣(おおつがき)
大津垣は、少し変わった竹垣を設置したい方におすすめの和風フェンスです。竹を交互に編み込むように重ねているため、独特な雰囲気づくりができます。人目を引く和風フェンスなので、庭のアクセントになるでしょう。程よい隙間は風通しが良く、さりげない目隠しとしても活用できますよ。
4.まとめ
今回は、和風のお庭に自然に溶け込む、竹垣の和風フェンスをご紹介しました。周囲の目隠しやプライバシーを確保できる竹垣を使い、趣のある庭園づくりに役立てましょう。
また、既存のフェンスを新しくする場合、正確な位置や土台となる基礎の確認が必要となります。さまざまな提案をしてもらえる外構業者へ、相談をしてみてはいかがでしょうか?
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